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7月27日の誕生石 メレー・ダイヤモンド

7月27日の誕生石 メレー・ダイヤモンド

 メレ・ダイヤモンドは、0.18カラット(ct)以下のダイヤモンドを指す言葉で、その名前はフランス語の"mêlée"から由来しています。これは"混ぜ合わせ"を意味し、多くの小粒のダイヤモンドを一緒に使ってジュエリーに輝きを加えることを指します。色のバリエーションは豊富で、無色のものが最も一般的ですが、ファンシーカラーと呼ばれるピンク、ブルー、イエロー、オレンジ、ブラウン、グリーン、レッド、パープルなど様々な色のメレー・ダイヤモンドも存在します。

石言葉

 メレー・ダイヤモンドの石言葉は「脇役からの出発」です。この言葉は、メレー・ダイヤモンドが主に脇役としてジュエリーに用いられ、主石を引き立てる役割を果たすことから来ています。しかし、その存在がなければ、ジュエリー全体の輝きは一層淡くなるでしょう。そのため、この石言葉は「脇役でも自分の存在価値がある」という意味を持つと同時に、「脇役から主役へとステップアップするチャンスがいつかは来る」という希望を込めた言葉でもあります。

パワーストーンの効果

 メレー・ダイヤモンドは、ダイヤモンド特有のパワーストーンとしての効果を持ちます。身につける人に自信を与え、才能を引き出し、目標を実現する強力なサポートを提供するとされています。また、その小さな存在が持つ明るい輝きは、周囲のネガティブなエネルギーを払い、持ち主の心をクリアに保つとも言われています。

歴史

 ダイヤモンドは古代インドで初めて発見され、その美しさと永遠性から神々の象徴とされました。その後、ヨーロッパに伝わり、特に中世以降は貴族や王族の間で愛されるようになりました。メレー・ダイヤモンドという名前が生まれたのは、小さなダイヤモンドが大量に使用されるようになった18世紀のフランスで、その輝きが主石を引き立てる役割を果たすことからです。

伝承

 ダイヤモンドには多くの伝説がありますが、その中でもメレー・ダイヤモンドに関連する伝説は、その小ささから謙虚さと謹慎さを表すものが多いです。また、主役である大きなダイヤモンドを引き立てる役割から、他人を思いやる心や協調性を象徴するとも言われています。

その他

 メレー・ダイヤモンドの化学式はCで、主成分は炭素です。モース硬度は10と、全ての鉱物の中で最も高く、その堅牢性から永遠の象徴ともされています。その小ささから扱いやすく、さまざまなジュエリーに幅広く使用されています。その扱いには特別な注意は必要ありませんが、ダイヤモンドが硬いからといって無敵ではないので、衝撃や高温には注意が必要です。