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7月28日の誕生石 涙型インクルージョン内包赤色スピネル

7月28日の誕生石 涙型インクルージョン内包赤色スピネル

 涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルは、スピネル(Spinel)という鉱物の一種で、その名前はラテン語の「spina」(棘)から来ており、その結晶形状が棘に似ていることから名付けられました。特に赤色スピネルはその鮮やかな色彩からルビーと間違われることもあります。涙型液体インクルージョンとは、結晶化の過程でダイヤモンドなどの宝石の内部に閉じ込められた液体のことを指し、これが涙の形状をしていることからこの名前が付けられています。この特殊な内包物を持つ赤色スピネルは、その美しさから特別な価値を持つとされています。

石言葉

 涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルの石言葉は「強さと思いやり」です。この言葉は、スピネルが持つ強さと、涙型の内包物が象徴する思いやりの心を組み合わせたもので、持ち主に強い意志と共感心を与えるとされています。強さは自己を保つため、思いやりは他者との関係を築くための重要な要素であり、この石言葉はその二つの要素がバランスよく必要であることを示しています。

パワーストーンの効果

 パワーストーンとしての涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルは、持ち主の好奇心を強め、さまざまなことに興味を持ち、新しい挑戦をする力を与えるとされています。また、自己主張する力も高めると言われており、自分の意見や思いをはっきりと伝えることができるようになると言われています。

歴史

 スピネルは古くから存在する宝石であり、その美しい色彩と光沢から特に赤色のスピネルはルビーと間違えられることがありました。一方、涙型液体インクルージョンはその特異な形状から人々の関心を引き、特別な意味を持つとされてきました。そのため、これら二つの特徴を兼ね備えた涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルは、特に価値が高いとされてきました。

伝承

 涙型の内包物は、その形状から涙や感情、情緒を象徴するとされ、これが含まれる赤色スピネルは持ち主の心情を映し出す鏡のような存在とも言われてきました。古来からこの宝石は情緒の安定や感情のコントロールに役立つとされ、持つ者に内なる平和と安定をもたらすと伝えられています。

その他

 涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルの化学式はMgAl2O4で、主成分はマグネシウムとアルミニウムです。硬度はモース硬度で8と、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ち、その堅牢さから信念や意志の象徴ともされています。また、スピネル自体は日本では尖晶石とも呼ばれます。その扱いには特別な注意は必要ありませんが、宝石は高温や強い衝撃に弱いため、それらから守ることが重要です。