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3月29日 作業服の日

作業服の日

 3月29日は作業服の日。日本の屋台骨を支えている作業服姿の人々に感謝し、新年度の4月1日から新しい作業服でさらに頑張ってもらいたいという願いを込めて、作業服の販売などを手がける「まいど屋」株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(3)(29)」の語呂合わせから、3月29日とした。

作業服の豆知識

 作業服とは、仕事をしている時に着る衣服全般を指し、作業着、作業衣、仕事着などとも呼ばれる。現在は、ジャケットとカーゴパンツのようなものがほとんどだが、昭和初期頃まではタスキだったり、前掛けだったりと地域や仕事内容によって特色があった。

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 作業服は、様々な作業や労働を行う際に特化した設計で製作された衣服を指します。これらの衣服は、作業着や作業衣とも呼ばれ、安全性や機能性を重視して設計されています。会社や工場などで制服として指定されることもあり、素材やデザインには多様なバリエーションが見られます。例えば、ポリエステル素材には再生ペットボトル繊維が用いられることもあり、環境への配慮が見受けられます。また、半袖タイプや防寒性を意識した綿製の作業服もあり、作業環境に応じた選択が可能です。

 特殊な作業に応じた作業服も存在し、例えば、静電気を帯びない制電服や燃えにくい難燃服などがあります。これらは特に危険を伴う作業環境において、作業者の安全を確保するために重要な役割を果たします。

 広義での作業服には、カーハートやディッキーズのようなワークウェアブランドが含まれます。これらは元々はワークパンツやオーバーオールとしての機能性を持ちながら、現在ではファッションアイテムとしても人気です。例えば、デニムのルーツもワークパンツにあります。また、日本では大正時代頃から仕事着が洋風化していったとされ、現在では様々な職種で洋服型の作業服が使用されています。

 農村部では、民族衣装が作業服としての役割を果たしている例もあります。ドイツ南部のディアンドルのように、元々農民の作業服が基になっているため、装飾がシンプルで実用的なデザインになっています。このように、作業服は単なる労働用の衣服を超え、文化や歴史、環境意識を反映した多様な形態を持っているのです。

記念日とかいろいろ

衣服の記念日