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4月29日 化学兵器による全ての犠牲者を追悼する日

 4月29日は化学兵器による全ての犠牲者を追悼する日。化学兵器禁止機関の条約を再確認し、化学兵器の犠牲者へ敬意を表する日として、国際連合が制定した。
 英語名は、"Day of Remembrance for all Victims of Chemical Warfare"。

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 Day of Remembrance for all Victims of Chemical Warfareは、毎年4月29日に行われます。この日は、化学兵器禁止条約(Chemical Weapons Convention, CWC)が1997年の同日に発効したことを記念して選ばれました。2005年11月、国連総会は、化学兵器の犠牲者を追悼し、化学兵器の廃絶を訴える記念日として制定しました。

 この記念日の重要性は、化学兵器の使用がもたらす惨禍を世界中に広め、化学兵器の禁止と廃絶を推進することにあります。また、化学兵器を使用した戦争や紛争の犠牲者を追悼し、平和と安全を求める国際社会の一体感を強化することが目的です。

 Day of Remembrance for all Victims of Chemical Warfareの目標は、化学兵器の禁止と廃絶を促進し、化学兵器が再び使用されない世界を実現することです。また、化学兵器の脅威に関する意識を高めることにより、国際社会が連携して対処する意志を醸成することも目指しています。

 この記念日には、各国がさまざまな取り組みを行っています。例えば、国連機関や政府、NGOが主催するセミナーや展示会、追悼行事などが開催されます。また、メディアやSNSを通じて、化学兵器の犠牲者に敬意を表するメッセージが発信されることで、世界中の人々が共感し、化学兵器の禁止と廃絶に向けた取り組みが推進されます。

化学兵器禁止機関

 化学兵器禁止条約を実施するための国際機関。世界的な化学兵器の全面禁止及び不拡散のための活動を行っている。英語名の"Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons"からOPCWと略される。

化学兵器禁止条約

 毒ガスなどの化学兵器の開発,生産,保有を禁止し,世界中の化学兵器を廃絶することを定めた条約。正式名称は「化学兵器の開発,生産,貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約」。英語名の"Chemical Weapons Convention"からCWCと略される。

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