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~今日は何の日?~

6月1日 総務の日

 6月1日は総務の日。経営のサポート役からコンサルティング役へとその役割を変えている企業の総務部門。その価値を問い直し、さらに「総務」を盛り立てていこうと、『月刊総務』を発行するウィズワークス株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1963年6月1日に日本で唯一の総務専門誌『月刊総務』(当時の誌名は『総務課の実務』)が発行されたことから、6月1日とした。

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 総務は、会社の内部運営に関わる多岐にわたる業務を担う部門であり、企業の円滑な運営を支える重要な役割を果たしています。総務の仕事内容は会社によって異なるものの、備品管理、施設管理、社内行事の企画・運営、契約管理、来客・電話・メールの応対など、他部署が担当できない「雑務」とも言える業務の多くを総務が担当します。これらの業務を通じて、社員が快適に働ける環境を整え、業務効率の向上を図ることが総務の大きな目的です。

 具体的には、社内の物品購入や管理、オフィスのレイアウト変更、清掃やメンテナンスの手配など、日常的なオフィス環境の維持管理を行います。また、法律で義務づけられた防災設備の管理や緊急時の対応計画の策定など、安全に関わる重要な業務も総務の責任範囲に含まれます。社内行事の企画・運営では、社員のコミュニケーション促進や企業文化の醸成に貢献し、組織全体の士気向上につながるイベントを手がけます。

 総務が契約管理を担う場合、社内外との様々な契約書類の保管・管理、必要に応じて新たな契約書の作成や既存契約の更新などを行います。これには、法的な知識や精度の高いドキュメント管理能力が求められます。来客対応では、企業の顔としての役割を果たし、第一印象を左右する重要な業務です。

 総務の業務は、会社のバックオフィスを支え、社内の様々な部門やプロジェクトがスムーズに進むための基盤を作ります。総務部門で働くことのやりがいは、自分の業務が会社全体の効率化や社員の働きやすい環境作りに直接貢献していると感じられる点にあります。また、多岐にわたる業務を通じて広い視野を持ち、多様な知識やスキルを身につけることができるため、個人の成長にもつながります。

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