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9月6日 カラスの日

カラスの日
引用元:The Crow's Day

 9月6日はカラスの日。普段は嫌われがちなカラスも、意外と愛らしい、意外と面白いと気付いてもらうきっかけの日としてもらうために、日本初とされるカラス雑誌『CROW'S』を発行するカラス友の会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、crow(96)」の語呂合わせから、9月6日とした。

カラスの豆知識

 カラスの知能は人間の5~6歳児と同程度と言われている。

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 カラスは非常に賢く、社会性が高い鳥です。彼らは世界中に広く分布しており、特にハシブトガラスとハシボソガラスという二つの主要な種が日本でよく見られます。ハシブトガラスは都市部に多く、太い嘴とふっくらとしたおでこが特徴で、ハシボソガラスは郊外に住み、すらりとした嘴が特徴です。両種ともに、非常に高い学習能力と記憶力を持ち、人間の顔を覚えることもできます。

 カラスの羽は基本的に黒いですが、光の当たり方によっては青や紫に見える美しい光沢があります。彼らの鳴き声は「ガーガー」と特徴的で、さまざまな物まねや遊びを楽しむことが知られています。例えば、クルミを車道に置いて車に轢かせて割る行為や、他の動物の真似をするなど、彼らの行動はとてもユニークです。

 カラスは日本の文化にも深く関わっており、「八咫烏(やたがらす)」として知られる三本足のカラスは、神の遣いとされています。これはサッカー日本代表のシンボルマークにも用いられており、熊野神社や下鴨神社など、多くの神社にカラスが祀られていることからもその神聖さがうかがえます。

 また、カラスはその賢さから「無料のエンターテイメント」とも表現されることがあり、日常的な風景の中で彼らの面白い行動に出会うことができます。生活の中で小さな驚きや発見を提供してくれるカラスは、私たちにとって親しみやすい存在です。

 このように、カラスはただの都市の騒音源というわけではなく、その知能の高さ、遊び心、そして文化的な背景を持つ非常に魅力的な生き物です。彼らの行動一つ一つには、自然界だけでなく人間社会においても大きな意味があり、多くの教訓を私たちに与えてくれます。

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