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~今日は何の日?~

2月8日,9日,10日 白馬そばの日

白馬そば
引用元:白馬商工会

 2月8日,9日,10日は白馬そばの日。冷涼な気候と清流から風味豊かな蕎麦が収穫される長野県白馬村の魅力ある資源を国内外にPRするために、長野県白馬村の白馬商工会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、寒そばが熟成される時期が2月であること、1998年2月8日に長野冬季オリンピックのアルペンスキー、クロスカントリー、ジャンプ競技が白馬村で始まったこと、(8)(9)ば」の語呂合わせ、それにご当地食「白馬ガレット」の「ガレッ(10)」の語呂合わせから、2月8日、2月9日、2月10日とした。

白馬蕎麦とは

 白馬村は北アルプスの麓、標高700mに位置し、冷涼な気候と清流、そして豊かな自然が相まって風味豊かな良質のそばが収穫できる。10月~11月に収穫され、寒暖の差が大きい白馬で育った蕎麦は、甘みが強く香り高いのが特徴。

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 長野県白馬村(はくばむら)は、長野県の北西部に位置し、美しい北アルプスの麓に広がる自然豊かな村です。白馬村は、観光地として冬はスキー、夏は登山と避暑地として知られ、その美しい景色と四季折々の自然が魅力です。

地名の由来と歴史

 白馬村の名称は、富山県と接する白馬連峰の白馬岳に由来します。連峰の万年雪が季節ごとに変化し、山肌の雪形が馬の形をしていたことから、「白馬岳」と称され、それが村の名前となりました。また、明治時代に糸魚川街道の開通に伴い、集落が形成され、今日の白馬村の中心地である白馬町が発展してきました。

地理と気候

 白馬村は、西側に標高2,900メートル前後の後立山連峰、東側に1,500メートル前後の小谷山地が連なり、白馬盆地が南北に細長い形を取っています。冷涼で豊富な降水に恵まれ、冬には多量の積雪があり、「特別豪雪地帯」とされています。夏は冷涼で、気候の特徴としては日本海側気候と大陸性気候の特徴を併せ持ちます。

観光とスキーリゾート

 白馬村は、国内最大規模の八方尾根スキー場を始めとする複数のスキー場があり、冬季はスキーやスノーボード愛好者が訪れる人気の観光地です。長野オリンピックの会場にも選ばれ、世界中から注目されています。「ハクババレー」としてのリゾート地は、大町市、小谷村も含めた総称で、冬のスキーリゾートだけでなく、夏の登山やトレッキングも楽しめる多彩なアクティビティが揃っています。

自然と文化

 白馬村の自然は、山々や河川、湖沼など多岐にわたります。白馬岳や杓子岳などの山々、姫川や松川などの河川が美しい景観を形成しています。また、地域の食文化や伝統も訪れる人々に楽しませています。白馬蕎麦などの地元食材を用いた料理は、訪れる人々に感動を提供し、地域の魅力を高めています。

 白馬村は、その美しい自然環境と豊かな文化、四季折々の楽しみ方ができる観光地として、多くの人々に愛されています。スキーを軸とした観光業が盛んな地域でありながら、山々や河川、地域の食文化など、多岐にわたる魅力を感じることができる場所です。これらの特色が、地域の人々の誇りともなっており、日本の美しい自然と文化を体感できる特別な地域と言えるでしょう。

蕎麦の豆知識

 蕎麦の歴史は古く、高知県内にある9000年前の遺跡から蕎麦の花粉が見つかったことから、その頃から食べられていたと言われている。ただし、昔の蕎麦は蕎麦粉をこねて丸めただけの物で、現在食べられているような麺の形になったのは江戸時代になってからとされている。

寒そばとは

 寒晒しそばの略。秋に収穫した蕎麦の実を冬の寒い時期の川に10日間から1ヶ月間ほど浸し、その後1ヶ月程度寒風の中で天日干したもの。余分なアクや渋みが抜けて舌触りが良く、甘みと風味が増す。江戸時代には献上品として上納されていた。

記念日とかいろいろ