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11月11日 ヘアドネーションの日

 11月11日はヘアドネーションの日。ライオンズクラブ国際協会332-E地区SCP・FWTは小児がん支援の一環としてウィッグ(かつら)を無償で提供するヘアドネーション(ヘア=毛髪・ドネーション=寄付)活動を行っており、毛髪を寄付する人々とウィッグを製作する団体などとの協働がしやすい環境整備の充実と広がりを図るために、様々な奉仕活動に取り組む山形県山形市のライオンズクラブ国際協会332-E地区SCP・FWTが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、数字の1が並ぶ様子が毛髪の流れに見えることから、11月11日とした。

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 ヘアドネーションは、髪の毛の寄付を通じて医療用ウィッグを製作し、小児がんや白血病などの病気、事故等で髪を失った子どもたちに無償で提供する活動です。この取り組みは、寄付された髪の毛を集め、それを使って本物の髪のような質感のウィッグを作成することで、子どもたちの外見の悩みを軽減し、社会生活への復帰を支援します。

 ヘアドネーションを行うには、一定の長さ(多くの団体で31センチメートル以上が基準)の髪の毛が必要です。寄付された髪の毛は、専門のスタッフによって品質がチェックされ、色や長さによって分類された後、適切なトリートメントと処理を経てウィッグの製作に使用されます。

 ウィッグを製作するためには、約20~30人分の髪の毛が必要とされるため、この活動は多くの人々の協力に支えられています。実際のウィッグの製作から提供までのプロセスは、寄付者の善意と製作に携わる技術者の専門技術によって成り立っています。

 ヘアドネーションの主な目的は、髪の毛を失った子どもたちが日常生活を送る際の心理的なサポートを提供することです。ウィッグを通じて、彼らが自信を持って学校や公共の場に出ることを助け、普段の生活をより快適にすることが可能になります。

記念日とかいろいろ

11月11日の記念日