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~今日は何の日?~

2月20日 世界社会正義の日

 2月20日は世界社会正義の日。貧困や社会的排除、失業などへの取り組みの必要性を認識するための日として、2007年の国連総会で承認され、2009年より実施されている。英語名は"World Day of Social Justice"。

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 社会正義の日(Social Justice Day)は、2007年11月26日に国連総会で制定され、2月20日とされました。この記念日は、社会正義の促進と、平和、安全、繁栄を実現するための国際協力を強化することを目的としています。社会正義とは、人々が公平な扱いを受け、機会が平等に分配され、人権が尊重される社会のことです。

 社会正義の日は、世界中の人々が公正な扱いを受け、機会を享受できるようにすること、貧困、差別、不平等を減らし、包摂的で持続可能な社会を築くこと、人権を尊重し、保護する取り組みを強化すること、国際社会が連帯し、社会正義の促進に共同で取り組むことなどを目標にしている。

社会正義とは

 ここで言う「正義」とは、公平・平等とも置き換えられ、社会正義とは、公平な世の中を目指す運動、あるいはその考え方をいう。
 分かりやすい議題として「貧富の差」がある。貧富の差を不平等とし、所得税や相続税などによる富の再分配を行う。これを社会正義の為だと言う人もいる。ただし、貧困の原因のどこまでを不平等とし、どこからが自己責任なのか答えは出ていない。

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 社会正義とは、公平で公正な社会の実現を目指す思想や原理を指す言葉です。この概念は、すべての個人が平等に権利を享受し、社会的な負担や利益を公平に分担・享受することを目指します。社会正義は、階級、人種、性別、宗教、国籍、性的指向など、さまざまな属性に関わらず、すべての人々が平等に扱われることを中心に据えています。

 歴史的に見ると、社会正義は多くの社会運動や変革の背後にある原動力となってきました。例えば、公民権運動、女性の権利運動、労働者の権利運動など、これらの運動はすべて、社会の公正と平等を求めるもとで行われてきました。社会正義は、経済的公正、政治的公正、文化的公正など、さまざまな側面での公正を追求します。

 しかし、社会正義の定義や適用方法は、文化や歴史的背景、政治体制などによって異なることがあります。そのため、何が公正であるか、どのように社会正義を実現するかについては、人々の間で意見や議論が分かれることも少なくありません。しかしながら、多くの人々が共感するのは、社会正義が持つ核心的な価値、すなわちすべての人々が尊重され、平等に扱われるべきだという考え方です。

 社会正義を追求することは、私たちが生きる社会をより良くし、次世代へとより良い環境を引き継ぐための重要なステップです。きっと、社会正義を理解し、それを日常の行動や意識の中に取り入れることで、より公平で公正な社会の実現に一歩近づくでしょう。

記念日とかいろいろ

国際デー