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6月4日 虫歯予防デー

 6月4日は虫歯予防デー。歯磨きや口腔内の健康習慣に関する啓蒙活動のため、1928年に日本歯科医師学会が制定した。

 日付は、(64)」の語呂合わせから、6月4日とした。

 虫歯の原因が発見されたのは1683年で、オランダの博物学者アントーン・ファン・レーウェンフークが歯の隙間に寄生する微生物が虫歯の原因であると突き止めた。

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 虫歯は、歯の表面のエナメル質を侵す疾患で、主に口内の細菌による酸の影響で起こります。虫歯を予防するためには、日々の生活習慣の見直しと正しい口内ケアが非常に重要です。

 まず基本となるのは、適切な歯磨きです。歯磨きは食後すぐに行い、フッ素入りの歯磨き粉を使用すると効果的です。フッ素にはエナメル質を強化し、酸による溶解を防ぐ効果があります。また、ブラッシングだけでは届かない部分をケアするために、デンタルフロスや歯間ブラシの使用も推奨されます。

 食生活の改善も虫歯予防には欠かせません。糖分の多い食品や飲料の摂取を控え、糖分を摂取した後は早めに歯磨きをすることが重要です。また、硬い食べ物を噛むことで唾液の分泌が促され、口内環境が改善されます。唾液には、細菌の増殖を抑える作用や、酸を中和する効果があり、虫歯予防に役立ちます。

 定期的な歯科検診も大切です。自分では気づかない虫歯の初期段階を発見し、早期に治療することで、大きな虫歯に進行するのを防ぐことができます。また、歯科医師や歯科衛生士からのプロフェッショナルケアやアドバイスを受けることで、より効果的に虫歯を予防することができます。

 以上のように、虫歯予防には、日々の適切な口内ケア、食生活の改善、定期的な歯科検診の3つが基本となります。これらを継続的に行うことで、虫歯を未然に防ぎ、健康な歯を保つことができます。

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