カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

7月11日 血管内皮の日

 7月11日は血管内皮の日。記念日を通して多くの人に血管内皮機能に関心を持ってもらい、健康な血管を維持してもらおうと、血管内皮機能を測定するFMD検査装置を中心とした医療機器の開発と販売を手がける株式会社ユネクスが制定し、日本記念日協会が認定した。

 血管内皮は血管の最も内側に位置し、生活習慣病などによる血管内皮の障害が動脈硬化のファーストステップとされている。よって血管内皮機能を検査することにより動脈硬化の早期発見、早期治療に役立てることが出来る。

 日付は、ないひ(711)」の語呂合わせから、7月11日とした。

◆◆◆

 血管内皮は、血管の内側を覆っている扁平で薄い細胞の層です。心臓から毛細血管に至るまでの循環器系の内壁を構成し、血液と直接接しています。内皮細胞は、血管の収縮や拡張によって血圧を調整する役割を持つほか、血液凝固、アテローム性動脈硬化症の進行、血管新生、炎症や浮腫の発生など、血管生物学のさまざまな側面に関与しています。また、血流の内外への物質や白血球の通過をコントロールし、特定の器官ではフィルタリング機能に特化した高度に分化した内皮細胞が存在します。

 生活習慣病の影響で血管内皮が障害されると、動脈硬化の始まりとなることが知られています。このため、血管内皮機能の検査を行うことで、動脈硬化の早期発見や早期治療に役立てることが可能です。血管内皮機能障害は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、加齢などによって引き起こされますが、この機能障害は可逆的であり、生活習慣の改善により正常化させることができます。そのためにも、FMD検査などを通して自身の血管内皮機能の状態を知ることが重要です。

記念日とかいろいろ

健康の記念日