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2月20日,4月10日,9月30日 交通事故死ゼロを目指す日

 2月20日,4月10日,9月30日は交通事故死ゼロを目指す日。交通安全に対する国民の更なる意識の向上を図り、国民一人ひとりが、交通ルールを守り、交通マナーを実践するなど交通事故に注意して行動することによって、交通事故の発生を抑止し、近年の交通事故死傷者数の減少傾向を確実なものとするために、内閣府が制定した。

 日付は、春と秋の全国交通安全運動期間(4月6日~4月15日,9月21日~9月30日)のうち、末尾が「0」になる日を採用して、4月10日,9月30日とした。2月20日については理由らしい理由はないらしい。

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 交通事故死ゼロを目指す日は、交通事故の悲劇を未然に防ぐため、国や地域、それぞれの個人が交通安全に対する意識を高めるための特定の日です。この日の背景には、交通事故による死亡が毎日発生しているという悲しい実態があります。記録が残る昭和43年以降、日本では毎日交通死亡事故が発生しており、この事態を重く受け止めた政府は、国民の意識を一層高めるための施策を模索してきました。

 そして、平成20年1月に、「生活安心プロジェクト」に関する関係閣僚会合で取りまとめられた「生活安心プロジェクト・緊急に講ずる具体的な施策」の中で、新たな国民運動として「交通事故死ゼロを目指す日」を設けることが決定されました。この決定は、交通事故を防ぐための意識をさらに根付かせるための重要なステップとして、多くの人々に受け止められました。

 交通事故死ゼロを目指す日の趣旨は、交通事故の予防と、交通参加者全てが安全な交通環境を享受するための権利を認識し、それを実現するための行動をとることを奨励するものです。この日は、学校や地域社会での交通安全教室の開催、運転者向けのセミナーや講習会、そして交通安全キャンペーンの実施など、さまざまな活動が行われます。きっと、この日を通して、一人でも多くの命が救われ、家族や友人を失う悲しい出来事が減少することを願う心が、多くの人々に芽生えるでしょう。

 交通事故死ゼロを目指す日は、私たち一人一人が交通安全に対する意識を高め、事故を未然に防ぐための行動を起こすきっかけとなる大切な日として、私たち全ての交通参加者にとって、その意義を深く理解し、安全な交通社会の実現を目指して行動することの重要性を再確認する日として位置付けられています。

交通事故死ゼロを目指す日

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日