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6月21日 スパークリング清酒の日

 6月21日はスパークリング清酒の日。スパークリング清酒・松竹梅白壁蔵『澪』を更に多くの人に飲んでもらい、日本酒市場全体の活性化に繋げるために、清酒や焼酎、ソフトアルコール飲料などの製造販売を手がける宝酒造株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「澪」の発売日(2011年6月21日)から、6月21日とした。

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 スパークリング日本酒、別名発泡日本酒や発泡清酒とは、炭酸ガスを含む発泡性のある日本酒を指します。「活性」と表示されている場合、その多くが発泡性を意味しており、無色透明のものから、滓(おり)によって濁っているタイプまで、様々な種類が存在します。伝統的な日本酒とは異なり、アルコール度数が比較的低く、甘口の傾向にあることが特徴で、女性や日本酒初心者にも飲みやすいとされ、幅広い層から支持を受けています。

 スパークリング日本酒の歴史は、太平洋戦争前にさかのぼりますが、長い間目立った注目を集めることはありませんでした。平成時代に入り、消費者の嗜好が多様化する中で、酒蔵による日本酒の新たな展開の一環として市場に登場し、次第に人気を博するようになりました。特に1998年に発売された「すず音」や2011年に発売された宝酒造の「澪」などは、スパークリング日本酒の認知度を大きく高めるきっかけとなりました。

 スパークリング日本酒には大きく分けて3つの種類があります。第一に「活性濁りタイプ」は、もろみの状態で発酵させて瓶詰めされ、自然な発酵力によって炭酸が生み出されます。第二に「炭酸ガス注入タイプ」は、完成した日本酒に後から炭酸ガスを注入する方法で、安定した品質を維持できる特徴があります。第三に「瓶内二次発酵タイプ」は、シャンパーニュ製法に似た方法で製造され、完成した酒に醪や酵母、糖を加えて二次発酵させ、炭酸を生み出します。

 スパークリング日本酒の魅力は、その爽やかな口当たりと繊細な泡立ちにあります。普通の日本酒にはないユニークな飲み心地で、特別な日のお祝いやカジュアルな食事の席にもふさわしい一品として、多くの人に愛されています。和製シャンパンとも称されるスパークリング日本酒は、日本酒の新たな魅力を世界に伝える存在として、今後もその人気を広げていくことでしょう。

松竹梅白壁蔵『澪』

スパークリング清酒の日

米と米麹から生まれたやさしい甘みとほどよい酸味のお酒。低アルコールで飲みやすく、料理との相性も抜群。マスカットを思わせる風味、爽やかな発泡感を感じさせ、日本酒の入口となるお酒として若年層を含め幅広く国内外で愛飲されている。

 「澪」とは、浅瀬の水の流れ、船の通った泡の跡という意味。浅さを低アルコール、泡の跡を発泡酒に例え、清酒の新しい流れを作る、という思いを込めて澪と名付けられた。そして"MIO"はイタリア語で「私の」という意味がある。

記念日とかいろいろ

お酒の記念日